【事例紹介】組織課題を明確にして解決し、前年比110%の業績成長につなげたエンカレッジ活用法

会社の業績、組織の成長は社員一人ひとりの成果の積み重ねによって生み出されます。特に外部環境の変化が激しい現在において、一人ひとりの能力向上、成長は重要になります。

社員教育を通して期待する成果を得るためには、社員一人ひとりの伸ばすべき能力を明確にして必要な教育を提供し、本業に置き換えて実践をしていく仕組みづくりと運用が必要です。

今回は社員教育の実施にあたり、組織課題解決にエンカレッジの仕組みを用い、前年比110%の業績成長につながった事例をご紹介します。

企業プロフィール
設立:2000年4月
業種:産業用機械の輸入・販売
従業員数:50名
抱えていた課題:社員や組織の現状・課題を把握し、必要な教育を実施したい。

産業用機械の輸入・販売を行っている同社。業績目標を達成するためには一人ひとりの成果が業績に大きな影響を与えることから、教育への投資強化を検討されていました。

社員教育による効果を得るため、社員はどのような能力を身につければよいか、組織としてどのように育成に取り組めばよいか明確したいと考えられていました。

取組事例
「キャリアセレクタビリティ®️テスト」で一人ひとりの強化項目を可視化。
講座の受講と合わせて、社員の主体性を高める仕組みを作る。

◆ エンカレッジ導入にあたり、個人の考え方・能力の強み・弱みを可視化する。
「キャリアセレクタビリティ®️テスト」を実施したところ、「目標必達性」(※1)「自己変革性」(※2)が20点満点中6点前後と他項目と比べて低いことが判明。

※1「目標必達性」の定義:常にチャレンジングな目標を掲げ、達成に強い執着心をもっている
※2「自己変革性」の定義:自己の現状に満足せず、学習や研鑽に努め、自分自身の改善、革新に挑戦している

◆ そこで、この2項目を高めるため、該当するエンカレッジ講座を全社員が受講。
【「目標必達性」を高める】
・「目標を必ず達成する人の考え方 〜目標必達の原動力となる2つの要素〜」
・「タイムマネジメント 〜成果をあげるための時間と業務の管理術〜」

【「自己変革性」を高める】
・「主体的に変革するための『はじめの一歩』 〜自分を変えるためにスグできること〜」

◆ また、社内会議の場で「KAIZENシート」(※3)をもとに、エンカレッジ受講後に設定した行動目標の共有や社内の改善につながる意見交換を実施。
講座を受けて終わりではなく、自分の行動変革や組織の成長に向けて社員が主体的に参加する仕組みを作りました。

※3「KAIZENシート」とは、エンカレッジ講座の受講後に講座で学んだ内容や自身の業務で活かすための具体的な行動計画を記入し、提出するシート。受講後の学びを行動につなげたり、コミュニケーションをとることが可能となります。

※『キャリアセレクタビリティ®️』とは、エン・ジャパンが独自に定義した、「プロとしていかなる環境や境遇に置かれても、どこでも活躍できる人材」の考え方・能力のこと。「キャリアセレクタビリティ®️テスト」では考え方・能力の発揮度合いを測定することで、一人ひとりの強み・弱みを明確にすることができます。

取組の成果
社員から会社に対する改善提案が出るなど、社員の「主体性」が向上。
目標達成のための意識、行動も変わり、業績も前年比110%の成長を実現。

エンカレッジ講座の受講、全社員会議の実施などの取り組みの結果、最初は社長が一方的に話すことが多かった状態から、徐々に社員から意見が出るようになってきました。
また、受講後に記入する「KAIZENシート」にも、組織改善につながる提案が記入され、採用された提案からも生産性向上などの効果が生まれています。

社員の目標達成に対する意識、行動の変化により、業績面でも前年比110%の成長を実現。長期的な目標達成はまだ先にあるものの、社員一人ひとりが成長を実感できており、社長もさらなる成長を期待されています。

ポイント
1.「キャリアセレクタビリティ®️テスト」によって社員一人ひとりの強み・弱みを可視化し、教育によって強化したい項目を明確にした。
2.可視化された強化項目と関連するエンカレッジ講座を受講。受講後の「KAIZENシート」を通して目標の共有や組織改善の意見交換を行い、社員の主体性醸成につなげた。

目次