【事例紹介】新入社員・中途入社者の活躍・定着のため、受け入れ側が最初に取り組むべきこととは
採用難・人材不足が厳しさを増す中、苦労して採用した社員に対して、一日も早く仕事を覚えてもらい、成果を上げてもらいたい、という期待を持たれると思います。
しかし、入社者に1日も早く仕事を覚えてもらうための体制を整えたにも関わらず、「入社者が組織に馴染めていない」、「期待した成果が出ない」といった状況になったことはないでしょうか。実は、入社者が成果を上げるためには、仕事を覚えてもらう前に会社・組織全体で取り組むべきことがあるのです。
今回は新しく入社した社員が成果を上げていくために、まず最初に取り組むべきことについて、活用事例をもとにご紹介します。
企業プロフィール
設立:2007年10月
業種:システム設計、開発、構築、運用、保守 等
従業員数:35名
抱えていた課題:初めての未経験者採用で受け入れに不安
会社設立後、順調に成長を続けているが、一方で人材不足が課題となっていました。
採用難ということもあり、若手の未経験者採用を始めました。ただ、初めての未経験者採用で受け入れ体制に不安があります。
入社者が1日も早く組織に馴染んで業務を覚え、活躍してもらうためには、どのような受け入れ、教育を行えば良いか悩んでいます。
取組事例
入社者の受け入れにあたり「組織に適応してもらうこと」に注力。
組織適応に必要な考え方やスキルを身につけ、早期の関係構築を実現!
入社者を受け入れるにあたり、業務スキルを身につけてもらう前に、まず新しい会社、組織に慣れ、一緒に働くメンバーとの関係を構築してもらうようにしました。
入社者の中には仕事、業務スキルを身につけることに意識が向いている者も多いため、新しい組織に適応すること、人間関係を構築することの重要性を伝え、必要となる考え方やスキルを身につけてもらうための講座をエンカレッジで受講してもらいました。
入社者を受け入れる側も、1日でも早く組織に慣れてもらうための環境を整え、歓迎ランチの開催やコミュニケーションを取る機会を多めに取ってもらい、関係構築してもらうようにしました。
また、入社者が組織に入っていけるよう、エンカレッジ受講後に記入するKAIZENシートを通じた提案を積極的に受け入れる場を設け、提案の実現に向けた意見交換会などの活動も行うようにしました。
取組の成果
未経験者採用を始めて以来、離職者0名を実現中!
社員同士で話し合ったり、一人ひとりが抱える課題や悩み、ときに愚痴のようなものも共有する場ができ、サポートする体制も徐々に整ってきました。結果、未経験者採用を開始して以来、定期的に数名の社員が入社していますが、未だ離職者は0名を実現できています。
ポイント
1.入社者の受け入れにあたり、組織に適応してもらうことに注力。
エンカレッジで必要な考え方やスキルを学んで実践してもらい、早期適応を促した。
2.入社者を受け入れるために必要な環境を用意し、メンバーから入社者に対してコミュニケーションを取り、関係構築してもらうようにした。
3.KAIZENシートに記入した提案を実現させるための意見交換会などの活動を実施。
社員同士が交流する場を作り、サポート体制を整えた。