【事例紹介】社員が学んだことを組織全体の成長へとつなげるエンカレッジの仕組みとは

人口減少や社会情勢の変化に伴う市場の変化、外資や他業界からの新規参入による競争が激しくなる中、企業には社員一人ひとりの成長を促すとともに組織力の強化が求められています。

これからの社員教育には社員が学んだことを仕事に活かし、成果を上げてもらうことがより一層求められることに加え、会社・組織全体の成長にまで繋げられる仕組みが求められるようになっていきます。

今回はエンカレッジで学んだ1人の社員の学びが会社全体に広がり、新規事業を創出し、成果につながった事例をご紹介します。

企業プロフィール
設立:1969年
業種:レジャー施設運営
従業員数:400名
抱えていた課題:競争が激しい業界で成長し続けるため、次世代の社員を育成したい。

レジャー施設の運営などを行っている同社。市場の縮小や外資参入などの要因により、業界全体の競争が激化。経営難に陥った時期もありましたが、会社全体でサービスの質の強化に着手されて新たな顧客の開拓、育成に成功し、組織基盤を強化されてきました。

今後、少子高齢化による人口減少、新たな娯楽や余暇市場の出現によって厳しい競争が続くことが明確な中、さらなるサービスの質の向上とともに、次世代を担う社員を育成し、会社として顧客に新たな価値を提案していくことが課題となっています。

取組事例
適性テストの結果をもとに強化すべき能力にあわせたエンカレッジ講座を受講。
学んだ内容を実践するとともに、周囲にも共有して会社全体で活用。

サービスの質向上と次世代を担う社員の育成という課題を解決するため、エンカレッジを導入した同社。まず意欲のある人から受講希望を募り、受講希望者に対して適性テスト(3Eテスト)を実施。自分自身の仕事における弱みとなっている能力が何かを明確にし、強化するための講座を受講させるようにしました。

また、講座の受講後に記入する「KAIZENシート」を活用し、学んだ内容を自分の仕事にどう活かすか、また会社全体にどのように活かせるかを考えて、業務の中で実践させるようにしました。
後日、学んだ内容と自分の仕事での活かし方、実践して得られた成果を共有する場を設け、会社全体で成果を共有し、活かせるようにしました。

(※)『KAIZENシート』とは
エンカレッジでは講座受講後に『KAIZENシート』の記入の時間も含めて構成されています。

『KAIZENシート』には「1.自己改善のための行動計画」、「2.組織・会社への改善アイデア」を具体的に記入することで、受講者の行動変容と組織の改善を促します。

取組の成果
社員の学び・成果の共有から、会社の新規事業が誕生。大盛況のイベントにまで成長。

エンカレッジでの学びを仕事で実践し、得られた成果を会社全体で共有するようにした結果、1人の社員が学んだ内容と実践した成果を共有したことから新規事業が生まれ、大盛況のイベントにまで発展したという成果が生まれました。
この社員は適性検査の結果、「論理性」という項目が低いという結果が出て、強化するために推奨された講座の中から「新規事業の創り方」講座を受講されました。

講座で学んだ内容を自分の仕事で活かすことに加え、新規事業の企画という新しい仕事にも挑戦され、学んだ内容と合わせて作成した新規事業の企画を社内に共有。その企画から生まれた新しいイベントが実施され、イベント参加のキャンセル待ちが出るほどの大盛況の企画になりました。

今後も社員一人ひとりの学びと成果を会社全体に共有し、社員の育成と合わせて組織全体の成長を促し続けられるようにしていくとのことです。

ポイント
1.適性テストの結果をもとに自分自身の弱みとなっている能力は何かを明らかにし、強化するための講座を受講したこと。
2.講座で学んだ内容を自分自身の仕事に置き換えてどのように活かせるか考え、実際に仕事の中で実践したこと。
3.講座で学んだ内容と仕事で実践して得られた成果を会社全体で共有し、会社の成長につなげる仕組みを整えたこと。

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