「エビングハウスの忘却曲線」とは      

「エビングハウスの忘却曲線」とは、
19世紀のドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウス博士が行った実験結果をもとに作られたものです。

エビングハウス博士は、最初に学習をしてから時間を空けてもう一度学習した際、
学んだことを覚え直すのにどれくらい時間がかかったか、学ぶ時間を節約できたかを調査しました。

調査の結果、最初の学習から20分後に再学習した場合は58.2%の時間を節約でき、
1時間後に再学習した場合は44.2%の時間を節約できたのに対し、24時間後に再学習した際は33.8%に留まり、
2日後の場合は27.2%、6日後の場合は25.2%の時間しか節約できませんでした。

学んだことを定着させ、スキルとして身につけるためには、繰り返し学習する必要があります。
エビングハウス博士の調査結果から、
最初に学んでから早いうちに再び学び直すことで、学習にかける時間を短くすることができる。
結果としてスキルを身につけるためにかかる時間が短くなる、
ということになります。

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